2007.11.27 (Tue)
ヤマハ逆転?
今朝の時事通信ニュースです。
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2007/11/27-07:38 ヤマハが逆転買収へ=ピアノ名門ベーゼンドルファー−英タイムズ紙報道
【ロンドン26日時事】26日付の英紙タイムズは東京発で、ヤマハ〈7951〉が世界屈指のピアノ製造会社、オーストリアのベーゼンドルファーを買収する見通しになったと報じた。
**********************
どこの会社が買い取っても、
あの音を残してほしい・・・
願いはそれだけです。
サンタさんにべーゼン一台お願いしたいです。
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2007/11/27-07:38 ヤマハが逆転買収へ=ピアノ名門ベーゼンドルファー−英タイムズ紙報道
【ロンドン26日時事】26日付の英紙タイムズは東京発で、ヤマハ〈7951〉が世界屈指のピアノ製造会社、オーストリアのベーゼンドルファーを買収する見通しになったと報じた。
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どこの会社が買い取っても、
あの音を残してほしい・・・
願いはそれだけです。
サンタさんにべーゼン一台お願いしたいです。
2007.11.18 (Sun)
Bösendorfer ベーゼンドルファー
今日、ウィーンのピアノメーカーである「ベーゼンドルファー」が売却されることになり、
数日内にも買収先が決まるというニュースを見ました。
初めてべーゼンドルファーのピアノを触ったのはウィーンに行ってからでした。
試験の時、スタインウェイかヤマハかべーゼンのどれかを選べたのです。
ウィーンの音大のレッスン室にも、下宿先にもべーゼンドルファーの
ピアノが入っていましたし、
先生のお宅には8オクターブあるべーゼンドルファーのグランドがありました。
たしか、4年に一度ウィーンで開かれるベートーベンコンクールの賞品も
べーゼンドルファーのグランドピアノでした。
(今はどうかしら・・・?)
ウィーナートーンと呼ばれるやわらかな音色。
特に「至福のピアニッシモ」と言われる美しい響き。
高音部がキンキンしない伸びのある音色。
けっして、きらびやかではないけれど、やさしい音が大好きでした。









1828年の創業から今日まで制作数は約47,000台だそうです。
作品に使用される主要な木材は上質のスプルース材(松科トウヒ属の常緑針葉樹)で、
山の北側の斜面に根を下ろしてから90年かけて樹高30メートルの成木となるそうで、
その成木を真冬に限定して伐採し、そのうちの20%に当たる約6メートルのAクラスのみが
ベーゼンドルファーのピアノになるため、5年間の屋外乾燥へ移り、
その後の製作には1年3ヶ月ほどかかるそうで、
1台のグランドピアノを作るのには森での時間を含むと
100年近い時間がかかるのですね。
より多くのピアノをつくるならば、森の再生に必要なサイクルを上回って伐採するか、
Bクラスの素材をも使用することになるのですが、
そのどちらも頑固にしなかったので希少価値の高い楽器になっていると聞きました。
この話を聞いた時に、ああだから、森の時間の音がするんだと、思いました。









あの、フランツ・リストが、ウィーンでリサイタルをするとき、
彼のすごい腕力では2,3曲も弾くと、ピアノが調子悪くなって演奏不能になってしまうのに、
ベーゼンドルファーのピアノはリストのタッチに耐え、演奏会終了後も音が狂っていなかったそうです。
リストは後で、べーゼンドルファーに「すばらしいピアノだ」という手紙をおくったそうです。
どこの会社が回収するかわかりませんが、
どうか、あの音を守ってほしいものです。
宝くじでも当たったら、一台欲しいな〜っと思っていたのに、残念
もっとも、日本の湿気の多い空気の中では、あの、美しい本物のウィーナートーンは
響かないかもしれませんね。






11月23日追記
Brodmann Pianos of Vienna社が買いとったようです。
同じ国内の会社で、よかったかもしれません。
数日内にも買収先が決まるというニュースを見ました。
初めてべーゼンドルファーのピアノを触ったのはウィーンに行ってからでした。
試験の時、スタインウェイかヤマハかべーゼンのどれかを選べたのです。
ウィーンの音大のレッスン室にも、下宿先にもべーゼンドルファーの
ピアノが入っていましたし、
先生のお宅には8オクターブあるべーゼンドルファーのグランドがありました。
たしか、4年に一度ウィーンで開かれるベートーベンコンクールの賞品も
べーゼンドルファーのグランドピアノでした。
(今はどうかしら・・・?)
ウィーナートーンと呼ばれるやわらかな音色。
特に「至福のピアニッシモ」と言われる美しい響き。
高音部がキンキンしない伸びのある音色。
けっして、きらびやかではないけれど、やさしい音が大好きでした。









1828年の創業から今日まで制作数は約47,000台だそうです。
作品に使用される主要な木材は上質のスプルース材(松科トウヒ属の常緑針葉樹)で、
山の北側の斜面に根を下ろしてから90年かけて樹高30メートルの成木となるそうで、
その成木を真冬に限定して伐採し、そのうちの20%に当たる約6メートルのAクラスのみが
ベーゼンドルファーのピアノになるため、5年間の屋外乾燥へ移り、
その後の製作には1年3ヶ月ほどかかるそうで、
1台のグランドピアノを作るのには森での時間を含むと
100年近い時間がかかるのですね。
より多くのピアノをつくるならば、森の再生に必要なサイクルを上回って伐採するか、
Bクラスの素材をも使用することになるのですが、
そのどちらも頑固にしなかったので希少価値の高い楽器になっていると聞きました。
この話を聞いた時に、ああだから、森の時間の音がするんだと、思いました。









あの、フランツ・リストが、ウィーンでリサイタルをするとき、
彼のすごい腕力では2,3曲も弾くと、ピアノが調子悪くなって演奏不能になってしまうのに、
ベーゼンドルファーのピアノはリストのタッチに耐え、演奏会終了後も音が狂っていなかったそうです。
リストは後で、べーゼンドルファーに「すばらしいピアノだ」という手紙をおくったそうです。
どこの会社が回収するかわかりませんが、
どうか、あの音を守ってほしいものです。
宝くじでも当たったら、一台欲しいな〜っと思っていたのに、残念

もっとも、日本の湿気の多い空気の中では、あの、美しい本物のウィーナートーンは
響かないかもしれませんね。






11月23日追記
Brodmann Pianos of Vienna社が買いとったようです。
同じ国内の会社で、よかったかもしれません。
2007.11.01 (Thu)
エリーゼのためにの「E」
ベートーヴェンの曲で知っている曲は?と尋ねられたら、
たいていの人が答えるのは「運命」と「エリーゼのために」ではないでしょうか?
ミ レ♯ ミ レ♯ミ シ レ ド ラ〜で始まる超有名ピアノ曲「エリーゼのために」
本当はエリーゼさんのためでなくテレーゼさんのためというのが今の通説です。
この辺のことは、ドルチェさんが、「エリーゼのためには誰のため?」という記事を書いていますので、こちらをどうぞ→クリック
先日、アシュケナージのCDで「エリーゼのために」を聞いてから、
どうしても音の違うのが気になって、
買ってしまいました。ヘンレ版高かった・・・

どこが気になったかというと、テーマの最後のところ
ミ レ♯ ミ レ♯ミ シ レ ド ラ| ド ミ ラ シレド シ ラになっているの。
全音版とかは、曲の最後から2小節目は「レ」だけれど、初めと中のテーマはどれも 「ミ」 なのです。
で、ヘンレ版を恐る恐る(?)開いてみると、
わ〜やっぱりアシュケナージといっしょ「レ」になっている。!
どうして、日本で売り出されているのは「ミ」なのだろう?といろいろ調べたら、
Musikverlag Doblinger出版の 1983年発行と
EMBというブダペストの出版のものは「ミ」
同じMusikverlag Doblinger出版でも2002年発行のものや
Peters版は「レ」でした。
外版もいろいろ。でも、日本版のように「ミ」で統一されていません・・・
う〜〜ん
ベートーベンさん、あまりの悪筆のせいかしら・・・
でも、アシュケナージ様はこの版を使って弾いていたのね。っと思いながらCDを聞いていたら、あれ?Bの部分のターンが入ってる。
(ヘンレ版にはないのだ)
それから、全音と違う和音が一か所。
74小節目の3拍目の八分音符の和音。全音はレファソ♯ヘンレはレミソ♯
これについてはヘンレ版に注釈が書いてあって(ドイツ語でね・・・)
「原典版では確定できないのにファになっていた」とのこと。
アシュケナージさまはもちろん「ミ」を弾いています。
では、自分で演奏するならどの版のどの音を選ぶか・・・・?
それをあれこれ考えて、ベートーベンを思うのも、また楽しみのひとつかしらね。
そういえば、2005年のショパンコンクールの規定書第10項に
「ショパンの作品の出版されているすべての版の楽譜使用が許されているが、参加者はヤン・エキエル教授による校訂のナショナル・エディション、フレデリック・ショパン全集の原典版を推奨されている」という記述がありました。
世界にいろいろなコンクールがあるけれど、使用楽譜を規定したコンクールってあったかしら?
でも、今回入賞した6人の演奏者のうち、おもにエキエル版を使っていたと思われるのは
3位になった、イムドンミンと6位のリー・カ・リン・コリンだけで、
第1位のラファウ・プレハッチは演奏の底本にしていたのはパデレフスキ版で、
曲によってはエキエル版も考慮にいれて演奏していたらしいと聞きました。
どの版を選んで弾くにしても、校訂報告や注釈をきちんと読んで、
納得した上での選択、共感を持っての演奏であるべきなんだな〜と思います。
さて、 「エリーゼのために」あなたなら「ミ」(E)の音?「レ」(D)の音?どちらを選びますか?
この一音「E]のために5355円払った、あるまんどでした。
たいていの人が答えるのは「運命」と「エリーゼのために」ではないでしょうか?
ミ レ♯ ミ レ♯ミ シ レ ド ラ〜で始まる超有名ピアノ曲「エリーゼのために」
本当はエリーゼさんのためでなくテレーゼさんのためというのが今の通説です。
この辺のことは、ドルチェさんが、「エリーゼのためには誰のため?」という記事を書いていますので、こちらをどうぞ→クリック
先日、アシュケナージのCDで「エリーゼのために」を聞いてから、
どうしても音の違うのが気になって、
買ってしまいました。ヘンレ版高かった・・・


どこが気になったかというと、テーマの最後のところ
ミ レ♯ ミ レ♯ミ シ レ ド ラ| ド ミ ラ シレド シ ラになっているの。
全音版とかは、曲の最後から2小節目は「レ」だけれど、初めと中のテーマはどれも 「ミ」 なのです。
で、ヘンレ版を恐る恐る(?)開いてみると、
わ〜やっぱりアシュケナージといっしょ「レ」になっている。!
どうして、日本で売り出されているのは「ミ」なのだろう?といろいろ調べたら、
Musikverlag Doblinger出版の 1983年発行と
EMBというブダペストの出版のものは「ミ」
同じMusikverlag Doblinger出版でも2002年発行のものや
Peters版は「レ」でした。
外版もいろいろ。でも、日本版のように「ミ」で統一されていません・・・
う〜〜ん

ベートーベンさん、あまりの悪筆のせいかしら・・・
でも、アシュケナージ様はこの版を使って弾いていたのね。っと思いながらCDを聞いていたら、あれ?Bの部分のターンが入ってる。
(ヘンレ版にはないのだ)
それから、全音と違う和音が一か所。
74小節目の3拍目の八分音符の和音。全音はレファソ♯ヘンレはレミソ♯
これについてはヘンレ版に注釈が書いてあって(ドイツ語でね・・・)
「原典版では確定できないのにファになっていた」とのこと。
アシュケナージさまはもちろん「ミ」を弾いています。
では、自分で演奏するならどの版のどの音を選ぶか・・・・?
それをあれこれ考えて、ベートーベンを思うのも、また楽しみのひとつかしらね。
そういえば、2005年のショパンコンクールの規定書第10項に
「ショパンの作品の出版されているすべての版の楽譜使用が許されているが、参加者はヤン・エキエル教授による校訂のナショナル・エディション、フレデリック・ショパン全集の原典版を推奨されている」という記述がありました。
世界にいろいろなコンクールがあるけれど、使用楽譜を規定したコンクールってあったかしら?
でも、今回入賞した6人の演奏者のうち、おもにエキエル版を使っていたと思われるのは
3位になった、イムドンミンと6位のリー・カ・リン・コリンだけで、
第1位のラファウ・プレハッチは演奏の底本にしていたのはパデレフスキ版で、
曲によってはエキエル版も考慮にいれて演奏していたらしいと聞きました。
どの版を選んで弾くにしても、校訂報告や注釈をきちんと読んで、
納得した上での選択、共感を持っての演奏であるべきなんだな〜と思います。
さて、 「エリーゼのために」あなたなら「ミ」(E)の音?「レ」(D)の音?どちらを選びますか?
この一音「E]のために5355円払った、あるまんどでした。
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