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2007.01.16 (Tue)

バレンボイムの言葉 その2「教えられないこと」

先日の続きです。
14日の「バレンボイムの言葉」は→こちらです。

「教えられないこと」
TV番組の中で、バレンボイムが、聴講していた人からの質問に答えて話をした、一部分です。

     クレッシェンドがあると知るだけでは、不十分だ。
     どうにかしようと欲することだ。
     何かを表現しようとする意志
     すべての知識と感性を結集して表現すること
     自然の法則や 音の法則について
     深い知識と高い意識があれば
     魔術ができる
     説明するのは簡単だ
     クレッシェンドはこうあるべき
     リズムはこうあるべき・・・
     いくらでも説明できる。
     だが、教えられないものがある
     音楽を愛する心は教えられない
     どれだけ欲するのか
     クレシェンドの瞬間 いかに日常を忘れられるか
     彼女とケンカしたこと
     母親に頼まれた買い物
     すべての雑念を忘れられるかどうか
     クレシェンドにどれだけ意欲を燃やせるか
     そこは教えられない
     なぜか
     音の不思議は物理を超えているからです。


たしかに、「音楽を愛する心」は、教えられないかもしれません。
音楽を愛する、人を愛する、そういう心は、自らの中から湧き上がる物で、
人に教わって、出来るものではないのでしょう。

「アーサー王と円卓の騎士」の中で、アーサー王が、エレインを愛せなかったというランスロットに向かって言う言葉が思い浮かびました。
   「愛は、来るも来ないも、みずから選ぶものだ。
    軛(くびき)にはめてむりに牽(ひ)いてくることなど、できるものではない」


たしかに、そうかもしれません。
でも、「愛するきっかけ」は、教えてあげられないでしょうか?
ピアノを始めた子ども達に、
音楽って楽しくて、ピアノを弾くってステキなことで、
そんなことを感じる心を起こすきっかけを
与えることは出来ないものでしょうか・・・

やはり、それには 深い知識と高い意識が必要なのでしょう。

う〜ん、今日の話題には、キリマンジェロのブラックが合うかな・・・
EDIT  |  08:46  |  音楽雑学  |  TB(0)  |  CM(16)  |  Top↑

*Comment

あるまんどさんのベートーベン熱は、バレンボイムにきっかけがあったんですね。私の大好きな指揮者チェリビダッケも、ピアニストのなかではミケランジェリの他では彼にだけOKを出していましたよ〜。

ここで言われている「愛する心」は、何かを愛でるというような愛とは違うように思います。日本では「喜び」と「楽しみ」、「愛する」と「好き」、などの差があいまいですが、バレンボイムたちが言うときには、明確な違いを前提にしていると思います。彼らの言う「愛」は、すぐに神を試算したり神と駆け引きしようとする日本では体験させるのが難しい・・・。
あらま、日本の悪口になってしまいました。
am |  2007.01.16(火) 17:27 |  URL |  【コメント編集】

「音楽を愛する心」
何と言ったらいいのでしょう?
自分自身は、深いところで理解できた。と感じた時に喜びを感じた記憶があります。
それは、ワッと跳びはねたくなるようなものではなく、ジワッとした喜び???
う〜ん・・・言葉にするのは難しい!!!
伝えるのはもっと難しいけど、伝わったときの喜びは感動の涙が出る。
でも、自分自身も持続出来ずにいる現実。
tennnenn |  2007.01.16(火) 23:34 |  URL |  【コメント編集】

am さん

彼らの言う「愛」は
日本人の感じる物と違うのでしょうか?

あらゆる雑念を捨てて、
そのことに没頭できることだと思っていました。

う〜ん・・・ちょっと考えさせてください。
あるまんど |  2007.01.17(水) 05:55 |  URL |  【コメント編集】

tennnennさん

おはようございます。
「愛する心」・・・
バレンボイムは何を言いたかったんだろうと
今になってまた考えています。

自分の意思と関係なく、愛は存在することもあると思っています。
だから、音楽への欲し方も人によって、
その時々によって違うから。

なんだか解からないけれど、
伝わることってありますね。
ああ、難しい・・・
あるまんど |  2007.01.17(水) 06:01 |  URL |  【コメント編集】

あらゆる雑念を捨てて没頭するとき、日本人は sich selbst まで捨ててしまうから。そして利己愛につながってしまうから。
なんだかカタイ話になってしまいました。せっかくのコーヒーの香り、吹き飛んでいないと良いのだけれど・・・。
am |  2007.01.17(水) 17:25 |  URL |  【コメント編集】

小学生の時、バレンボイムの『テンペスト』を聴いて感動で鳥肌がたったのを覚えてますよ。
特に冒頭の低音クレッシェンド、震えました。
3楽章も好きで良く弾きました。

まだ幼くて楽しいだけのレッスン。あの感動を継続出来ていたら少しは彼の『伝えたい言葉』を深く考えていたかもしれない。
技術優先のあの頃・・・愛まで考えも及ばなかった。
結局幼さ故に音楽の道を断念したのだけど・・・。

今でも時々聴きます。・・・やっぱり鳥肌立つな。

何だか稚拙な書き込みでごめんなさいね〜
カモミール |  2007.01.19(金) 00:59 |  URL |  【コメント編集】

amさん
「sich selbst 」は「自己」と訳せば良いのかしら?
なんか日本語と、ちょっとニュアンスが違う気がしますが、説明つきません。
「利己愛につながる日本人は日本が島国のせいだ」と言われたことがあります(汗)

コーヒーの香り、v-273大丈夫ですよ。
8の字にかき回していますから(笑)
(すみません、個人的なお話でした)
あるまんど |  2007.01.19(金) 08:54 |  URL |  【コメント編集】

カモミールさん、こんにちは〜v-238

稚拙だなんて!
思ったこと自由に書いてくださ〜いv-221

私が小学校の時聞いた「テンペスト」はケンプでしたよ(^^)
バレンボイムの演奏、聞いてみたかったです。
3楽章、きれいでステキですよね。
同じパターンの繰り返しが多くて、
試験でエンドレスになった苦い経験がありますが・・・あは〜思い出思い出・・・

私だってこの年になってあらためて気がついたの。
ずっと、音楽の競争の中に居て、
ただただ課題をこなすのに精一杯で、
なんだか解からないけれど、
鍵盤にしがみついて今まで来ちゃった。

今の方がピアノ弾くのすごく楽しいです。
カモミールさん、もうぜんぜんピアノを弾かないの?
あるまんど |  2007.01.19(金) 09:07 |  URL |  【コメント編集】

鳥肌がたったのは、大学の時、イーヴ・ナット(1890〜1956)のベートーベンのソナタ32番です。
楽式の授業で聴いて鳥肌たって、その後モノラルのレコード見つけて感動!
今も宝物です。
32番、いつか弾きたいと思いつつ、まだです。
この曲で音楽感じたら、神と共にいるような感じかなあ。
tennnenn |  2007.01.19(金) 23:05 |  URL |  【コメント編集】

あるまんどさん、こんばんわ。
ウィルヘルム ケンプはシューベルトの即興曲を先生のお宅で聴きました。(4年時の発表会用)

ピアノ、嫁入り道具として持って来て20年近く良く弾いてましたよ。
無性に弾きたくなる時ってあるのね。でももう技術が追い付いて行かない哀しさ〜〜
・・で、あるまんどさんもご存知の様に我が家のリビング、私のお絵描き道具がどんどこ増え、ピアノさんの場所が今は私専用スペースを変わりました^^(パパからの御達し。プンプン!)
実家で44年間現役で頑張っていたピアノがリタイヤし、下の姪っ子にお嫁入りしましたよ。
・・・でも弾きたい発作に駆られてる〜〜^^
今も昔からお願いしていた調律の方が見て下さいます。
・・私と姉の小さい頃からをご存知なので私には「手放すなんてもったいない!お嬢さんには(彼にとって私はいつまでも小さい頃のお嬢さんの印象のようです。)
もっともっと弾き続けて欲しかったな〜。」・・とガッカリさせてしまいました。
青春時代ピアノからしばし離れ(合唱だったけどね。)・・・でも音楽はどれでもすんなり耳から入って来る喜びは母の力のお陰も大きかったな・・と感謝しています(^^)

> tennnenn さん
はじめまして、カモミールと申します。
32番も高揚しますね。
2楽章、この時代にベートーベンがこのリズムを書き残したのか・・・と新鮮な感覚ですよね。
カモミール |  2007.01.20(土) 00:30 |  URL |  【コメント編集】

v-238tennnennさん
イーヴ・ナットですか・・・
まだ、レコードお持ちですか?今度聞かせて〜
32番私も弾いてみたいと思いつつ、
作品番号100番以降はどうも・・・(^^;
ハンマークラヴィーアよりは解かりやすいかな。

v-238カモミールさん
ピアノさん、下の姪っ子さんのところにあるのね。
ケンプのシューベルト、どんなでした?
シューベルトの即興曲を4年生で弾いたの?すご〜い!




あるまんど |  2007.01.20(土) 07:52 |  URL |  【コメント編集】

カモミールさん、こんばんは。
何と言いましょうか。とても羨ましいです。
音楽はどれでもすんなりと耳に入ってくるなんて!
きっと素敵なピアノを弾く方なのね。
また、よろしくお願いします。
tennnenn |  2007.01.20(土) 23:15 |  URL |  【コメント編集】

>あるまんどさん
小4って言っても春休みだったから5年生手前よ。
ケンプのシューベルト、(2番)真珠の粒が転がるようにコロコロ揃ってて素敵でした。

tennnennさん
おはようございます。
いえいえ・・・今はすっかり聴く側専門です^^
音楽・・・ハードロックなんぞもすんなり入って来ます^^
音のない生活は考えられない私です。
カモミール |  2007.01.22(月) 08:19 |  URL |  【コメント編集】

>カモミールさん
をを〜5年生手前でも、テクニシャン!
あの曲、粒を揃えるのに苦労するんだよね〜
あるまんど |  2007.01.22(月) 13:34 |  URL |  【コメント編集】

追伸
21日のTVでバレンボイムのテンペスト聴いた!
すごかった。良かったよ〜。
私は何を弾いていたんだろうって思っちゃった。
あるまんど |  2007.01.22(月) 13:37 |  URL |  【コメント編集】

カモミールさん
何でも聴くのですね。
シューベル弾いたの、私は中学生になってからでしたよ。
若い頃は、ジャズピアノのキース・ジャレットなどよく聴きましたが・・・
そう、20数年前にキース・ジャレットとチック・コリアがモーツアルトの2台ピアノ弾いてるのをテレビで見ましたが、あれは面白かった!
あ〜〜。歳がばれるなあ〜〜。
tennnenn |  2007.01.22(月) 21:49 |  URL |  【コメント編集】

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