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2007.04.21 (Sat)

ちょうちょ

春になりました。
桜も終わって、ちょうちょが飛んでいる姿を目にします。
いまのところ、シジミ蝶とモンシロチョウかな?
アゲハ類はもう少し後でしょう。
もしかしたら、暖冬で、春型のさなぎは孵らないかもしれません。
(アゲハ蝶は冬に低温にあたらないと羽化しないのです)

さて、ちょうちょの歌といえば、1億2千万の日本国民がご存知の
ソミミ〜ファレレ〜ドレミファソソソという曲。

この曲、原曲はスペイン?ドイツ?フランス?
はっきりしたことは解かっていないそうですが、
ドイツ語の歌詞はこんな感じです。

     《Haenschen Klein》
     Haenschen klein ging allein
     in die weite Welt hinein. 

     Stock und Hut steht ihm gut,
     ist ganz wohlgemut,

     Aber Mutter weinet sehr,
     hat ja nun kein Haenschen mehr.

     "Wuensch dir Glueck," sagt ihr Blick,
     "Kehr nur bald zurueck!"


     《小さなハンス坊や》
     小さいハンス坊やは
     一人きりで世界に出てゆく

     杖と帽子がよく似合う
     大喜びのハンス坊や

     でもハンス坊やがいなくなると
     ママは泣き出した
     「良い旅を」とママの瞳が語っている
     「すぐに帰って来て!」


ドイツ語は専門ではないので、
訳詩が変だったらごめんなさい
ドイツ語の歌詞はこのあとも続きます。

     7年間ハンス坊やは異国にいた
     ある日彼は考えた「急いで家に帰ろう」

     でも彼はもう大人
     立派な若者になっていた

     日焼けした手と顔
     ママはハンスと分かるかな

     一人、二人、三人と通り過ぎてゆく
     故郷の人も誰も彼を分からない
     兄だと分からず妹まで言う「この人誰なの? 」

     するとママが来て目を合わせた瞬間に叫ぶ
     「ハンス!我が息子!よく帰ってきたね!」


日本では「ちょう ちょう」というタイトルで、
野村秋足氏、稲垣千頴氏(1番は野村、2番は稲垣が担当)が
歌詞をつけたそうですが、
きっと、メロディラインから、歌詞を考えたのでしょう。
ドイツ語の歌詞とはあまりに内容が離れていますから。

1 ちょうちょう ちょうちょう
      菜の葉にとまれ
      なのはにあいたら
      櫻にとまれ
      さくらの花の さかゆる御代に
            (↑今は「花から花へ」です)
      とまれよあそべ あそべよとまれ

    2 おきよ おきよ
      ねぐらのすずめ
      朝日のひかりの
      さしこぬさきに
      ねぐらをいでて こずえにとまり
      あそべよすずめ うたえよすずめ


このあと、3番はとんぼ、4番はつばめになります。

ピアノの楽曲のように歌詞の付いていないメロディだけの時、
私たちは、音楽からその印象を感じて、色々な想像をします。
題名が付いている時、それは助けになることもありますが、
イメージを固定してしまうこともあります。

「ツァラストラはかく語りき」はツァラストラが語ったのであって、
隣の太郎さんが語るわけではないし、
飛んでるツバメが語るものでもないように。

このドイツ語の歌詞を知ってから、
何度か蝶々の先入観無しに、メロディを弾いたり歌ったりしてみましたが、
長年「ちょうちょう」と思い込んでいた私には、
このメロディをハンスのお母さんの心境で弾いたり歌ったりはできませんでした。

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*Comment

あるまんどさん

こんにちは!そういえばドイツにいたときにドイツ人と歌ったことを思い出しました。これを読むまですっかり記憶から抜けていました(笑)。

たまたま昨日友人と話していて話題に出たのですが、蝶って、ヨーロッパでは絵や詩で魂のたとえとして使われることが多いそうですね。これも、ハンスの魂の遍歴という意味も含まれるかもしれない!などと思ってしまいました。

あむ |  2007.04.23(月) 15:22 |  URL |  【コメント編集】

あむさん

ドイツ人とこの歌を歌われたのですか?
どんな感じだったのでしょうか。
このドイツ語歌詞の内容から考えると、
ゆったりしたテンポで、しんみりと歌われたのかしら?
それとも、楽しく歌う歌だったのでしょうか・・・

蝶は魂のたとえとして、使われることが多いということ、知りませんでした。

これを聞いて、シューマンのピアノ曲、「蝶々」はどうだったかしらと、考えています。
あるまんど |  2007.04.24(火) 05:28 |  URL |  【コメント編集】

あるまんどさん

軽く脳天気なというか、鼻歌のようにというか、淡々とというか・・・。情感込めて、というのとは対極(笑)でした。

シューマンのパピヨン+バリエーション?小品の蝶々?どちらも私には弾けないもので残念。でも前者はオイリュトミーでやったことがあります!ちっとも軽やかにできず、ドタドタと走り回ってました。
あむ |  2007.04.24(火) 14:23 |  URL |  【コメント編集】

あむさんへ

おはようございます。
ドイツの方と歌った ♪ソミミ~ファレレ~は
鼻歌のようにだったのですね・・・(笑)
あの歌詞の雰囲気では
伴奏も♪ドソミソでは合わないのではと、
色々試してみましたが、
やっぱり頭には「ちょうちょ〜ちょうちょ〜」しか
浮かびません・・・

シューマンの蝶々は作品2の方しか知りませんでした。
オイリュトミーでこの曲にあわせて動くと
どんな感じかしらと思いました。
蝶々の小品もあるのですね。いつぐらいの曲でしょうか?

あるまんど |  2007.04.25(水) 05:54 |  URL |  【コメント編集】

あるまんどさん

母の日ですね。ご家族とお過ごしですか?こちらは実家が近いのに何もしてあげてません・・・。

ちょうちょ、もしかしたらグリーグの小品と間違えてます(といいつつ調べ直してもいません)。記憶力低下〜
あむ |  2007.05.13(日) 14:12 |  URL |  【コメント編集】

あむさん、おはようございます。
母の日は家族でバラを見に行ってきました。

グリーグの「蝶々」ありました!!e-343
抒情小曲集作品43の一曲目でした。
この曲はまったく知らないので、
後で、弾いてみます。
シューマンとちょっと違う雰囲気の蝶ですね・・・
あるまんど |  2007.05.16(水) 05:33 |  URL |  【コメント編集】

こんにちは
「ハンス坊や」はルチア・ポップが歌った「ドイツ子供の歌」というアルバムの中にあってよく聴きました。LPでしか持っていなかったのですが、先日あるまんどさんの記事を読んでCDを買って聴きました。
久しぶりに聴くと、とても新鮮です。
Pirvs Lvdens |  2007.06.05(火) 03:16 |  URL |  【コメント編集】

Pirvs Lvdensさん、こんにちは。
ようこそいらっしゃいました。

ルチア・ポップのCDは知らなかったので、
アマゾンで調べたのですが、
現在、中古品(それもお値段お高い)しかありませんでした。
「Kinder Und Wiegenlieder」ですよね。
ほかに、ぶんぶんぶんやお馬ぱかぱかがはいっているみたいですね。
聞いてみたいです。
明日、都内にでるので、探してみますね。
あるまんど |  2007.06.05(火) 10:25 |  URL |  【コメント編集】

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